自己PRの書き方
自己PRは、長さと順番がほぼ決まっています。先にそこを合わせると、中身を考える時間が残ります。
長さは 200〜400 字
1 行 40 字として 5〜6 行、200〜300 字が目安で、長くても 400 字以内に収めます。履歴書側に自己PR欄がある場合は 300 字前後です。
順番は「状況 → 課題 → 行動 → 結果」
先にエピソードを話してから強みを言うより、冒頭で強みを一言で示してからエピソードに入るほうが、読む側は理解しやすくなります。見出しに「◯◯力」「◯◯ができる」と置き、本文で経験と実績を書く形が使いやすい型です。
数字がないと、ここが全部消えます
自己PRは、書類の中でいちばん抽象語が入りやすい場所です。「頑張りました」「貢献しました」は、書いた本人の熱量とは関係なく、読む側には何も残りません。避けたい言い回しの一覧を見て、一つずつ数字に置き換えてください。書き終えたら検査に貼ると、残っている抽象語がそのまま出ます。
職種別の例文
下の 6 本は、この検査に 1 件も引っかからない状態で書いてあります。数字とエピソードをご自身のものに差し替えてお使いください。
法人営業
更新率が82%で止まっていた時期に、解約された12社すべてに理由を聞き取りました。9社が初月の設定でつまずいたまま使わなくなっており、商談の質ではなく導入直後が原因でした。そこで導入から3か月間の同席を標準の手順に組み込み、翌年度の更新率は94%まで戻っております。売る場面よりも、売った後に起きることを見て手を打つやり方が私の持ち味です。貴社でも、既存のお客様が離れる理由を数えるところから入りたいと考えております。
一般事務
入力誤りが月11件あった時期に、誤りの起きた47件をすべて種類別に並べました。35件が同じ転記の箇所で起きていたため、そこだけを様式で固定し、翌月から誤りは2件です。月次の締めも、手順を7工程から4工程へ減らして3日から1日に短縮いたしました。1名体制の部署でしたので、自分が休んでも回るように手順書を12本作成しております。引き継げる形にしておくことを、いつも仕事の一部として考えております。後任の方が同じ手順で同じ結果を出せる状態にしてから引き継ぐことを、いつも目標にしております。
エンジニア
検索の応答に1.8秒かかっていた原因を調べたところ、1回の検索で発行される問い合わせが38本あり、うち31本が同じ内容の繰り返しでした。取得の仕方をまとめ直すだけで0.4秒まで下がり、検索経由の購入は月間比で23%増えております。速度の問題をコードより先にデータの持ち方から見る進め方をしております。手を動かす前に計測する習慣は、8拠点60名が使う業務システムの設計でも同じように効きました。3名のチームでも、まず数えてから直すという順番を共通の基準として置いております。
販売・接客
担当店舗が前年比91%だった時期に、数字を分けて見ました。来客数は前年並みで、客単価だけが1,600円下がっておりました。単品で帰るお客様が増えていたため、試着に入った方への2点目の提案を全員の手順に入れ、翌年の客単価は9,400円、売上は前年比113%です。スタッフの1年以内離職も年4名から年1名に減りました。人が入れ替わっても同じ結果が出るよう、手順を紙にして残すことを大切にしております。売場を任される立場として、自分がいない日でも数字が落ちない形を作ることを第一に考えております。
介護職
担当ユニットで転倒が年間14件発生していたため、発生時刻と場所を1年分すべて書き出しました。9件が夜間の居室からトイレまでの動線に集まっていたため、手を入れる場所を1か所に絞れております。見守りの回数と手すりの位置を変えた結果、翌年の転倒は4件です。記録の書式も統一し、申し送りは1回30分から15分になりました。人手が限られる現場だからこそ、効く場所を1つに絞ることを心がけております。入居者の安全に関わる場面ほど、思いつきではなく記録から判断するようにしております。
経理
月次決算に営業日8日かかっていた時期、経理部内の作業だけを速くしても2日しか縮みませんでした。工程ごとに時間を測って初めて、経費精算の回収待ちが平均3.5日を占めていると分かりました。締切と提出の形式を決めて周知した結果、回収待ちは0.5日、締めは営業日5日で終わっております。数字を締める仕事は自部署だけでは完結しないため、他部署に何をいつまでに出してもらうかを決めるところまでを自分の仕事と考えております。